子供の夢

子供の頃は、「夢」を見ましたね。　寝てる間に見る夢ではなく、将来の夢とでも言うのでしょうか。　明日の遠足は、晴天に恵まれて、爽やかな気分が味わえると良いなぁ～。　今度の運動会では、３等以内に入れるように頑張ろう！　などです。　

大人になったら、電車の運転士になりたい、旅客機の操縦士になりたい、病院の院長先生になりたい、などなどと考えます。　いのししは、小型軽飛行機の操縦士になって、大空を自由に飛び回りたい、と「夢」を抱いておりましたね。　

ところがですよ。　このような、子供の頃の「夢」が、そのまゝ叶うことは、稀には、あるのでしょうが、実際には、まるで考えてもいなかった方面に進んで、自分でも何故こうなったのか、見当も付かない、ということの方が多いのではないでしょうか。

これは何故なのか？　
「夢」に到達するまでの道筋に無理がある場合が多いように思いますね。
つまり、自分の能力・才能が具体的に把握出来ない。　目標に至るまでには、幾多の障害・前提となる条件がある。　そのほかにも、数多くのクリアーしなければならない条件などがありましょう。　

それ等の種々の条件等を的確に、現実のものとして認識していない、と言う点が上げられると思われますね。　社会経験のない子供時代のことですから、当然と言えば当然でありましょう。　

いのししが言いたいことは、「子供の頃の夢など、他愛のないものさ」とアッサリと放り投げてしまうのは、如何なものか、と言いたいのです。

つまりです。　子供の描く「夢」には、目の覚めるようなヒントが隠されていることが多いのですよね。　条件だの、種々の障害、困難の度合いなどを計算していないだけに、純粋・無垢の部分が溢れていますよ。　

子供の真っ直ぐに前を見る姿勢、純真無垢の発想を、周囲の大人が目敏く汲み上げて、その都度、その都度、一段一段、引き上げて行くことが出来れば、結果は、百万発の打ち上げ花火ですよ！　目の眩むような！
いのししには無理かも、ですねェ・・・。　努力！　ドリョク！

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